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超小型アンテナ情報公開

  1. 動機
    超小型人工衛星は通信を行うためにアンテナが必要となります。アンテナは受信する電波の周波数によって、アンテナの大きさが決まります。例えば,ITF-2で使用している430MHz帯,144MHz帯の周波数では,波長が約70cm,2mとなり,波長に応じてアンテナの長さが変わります.一般的に,使用する周波数が低いほどアンテナが長くなる特性があります.これを考慮して、多くの超小型人工衛星は、打上げ時にアンテナが邪魔にならない様にアンテナを折り畳み、宇宙空間でアンテナを展開するように設計されています。しかし、打ち上げの振動の影響などにより、アンテナが正常に展開しないときは、衛星は通信不可となってしまいます。そこで私たちはICタグなどに活用されている小型の通信用アンテナを応用し,430MHz帯,144MHz帯のアマチュア無線帯でも使用できる超小型アンテナを開発しました。アマチュア無線帯で使用できる超小型アンテナは世界的に見ても宇宙での動作実績が少ないです。そこでITF-2では「超小型アンテナの宇宙実証」をミッションに掲げています。

     

  2. 基本情報

     超小型アンテナは従来のアンテナと比べて、次のようなメリットがあります。

    • 金属構体に直接貼り付け可能
    • アンテナの展開機構が不要。
    • 大きさが3.0×6.0cm以下と省スペース。

     また、この「結」プロジェクトで開発した超小型アンテナは144MHz帯と430MHz帯のデュアルバンドアンテナとなっており、一枚搭載するだけで両方尾の周波数帯での受信及び430MHz帯での送信が可能です。(ITF-2で実証成功!)

    写真の赤丸で囲んだ部分が超小型アンテナです。

    ITF-2

  3. 基本情報

     UL周波数である144MHz帯とDL周波数である437.525MHz付近にSWRが下がっていることから、マッチングが取れていることがわかります。

    SWR
    スミスチャート