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熱系

熱系

 

・系の概要

 

熱系では、全ミッション期間において、宇宙空間での熱環境で衛星の各機器(電子機器、構造材)などの温度を制御することでそれぞれの機器が適切な温度条件で作動できるようにすること目的としています。

機器によって、温度要求も異なっているので、それらを考慮に入れつつ衛星の熱設計及び熱を制御するサブシステムを担当します。

 

・系の機能

 

1.“衛星温度の測定・監視”

熱系の役割の1つに、衛星温度の測定・監視があります。

宇宙空間は真空であるため、熱の移動は「輻射」のみであり、熱はほぼ逃げません。輻射とは、物体から熱エネルギーが電磁波として放出される現象です。

太陽からの輻射を宇宙機表面の材料で吸収し、これが熱入力となります。また、宇宙機表面の材料から輻射によって排熱が行われます。

このように宇宙空間では熱の移動が輻射のみであるため、地上に比べ熱はほぼ逃げず、太陽との位置関係により温度が大きく変化します

 

2.“バッテリーの温度制御”

バッテリーには、ニクロム線が巻かれており、ニクロム線に流した際に発生するジュール熱によってバッテリ温度が動作温度範囲より低い場合に温め、温度を適切に制御します。