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C&Dh系

系の概要
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C&DhはCommand and Data handlingの略です。C&Dh系では、 測定した各種機器の電流・電圧, 温度といったデータの取得や、 送受信データの処理などを行います。衛星のデータ全般を処理する、いわば「衛星の頭脳」です。

TSUKUTOでの役割
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  1. データの収集・保存およびダウンリンク内容の策定・実行
    • HKデータ、ミッションデータ、アップリンクコマンド等のテレメトリデータの収集・保存を行います。
  2. コンポーネントの正常な状態を維持
  3. ミッションモジュールに対しての指令の実施

TSUKUTOでの工夫
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信頼性
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 衛星に搭載する素子は、原則、宇宙実装のあるものを採用しています。

故障許容設計
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  衛星の運用に致命的な支障が想定される箇所では、可能な限り故障許容設計を行っています。特に重要な箇所では、ソフトウェアとハードウェアの双⽅を⽤いて冗⻑化を行っています。また、メインマイコンとサブマイコンが共に稼働停⽌した際には電源マイコンが衛星全体の制御を概ね⾏えるように設計しています。これにより、バスに搭載される3つのマイコンにおいて2故障許容を実現します。

シーケンス図
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