ITF-2の電波を受信してみよう受信するには?

衛星から送られてくる電波は様々な方法で受信することができます。電波を受信するためには周波数を受信したい電波の周波数に設定する必要があり、ITF-2の電波は周波数を437.525MHzに設定することで受信することができます。ここでは、3つの受信方法について紹介します。

1. 自作アンテナ+無線機

この方法は自作したアンテナを無線機に接続し、アンテナを衛星の方向に向けることで電波を受信する方法です。アンテナは段ボールや針金を用いて作成することができます。作成方法は「手作りアンテナの作り方」で紹介します。無線機は受信機能を持つ装置であれば電波を受信することができますが、免許が必要な無線機と必要ない無線機があるため、注意が必要です。

2. 自作アンテナ+SDR+USBドングル

この方法は自作したアンテナをUSBドングルを介してコンピューターに接続し、SDRを用いて電波を受信する方法です。SDRとは、「ソフトウェア無線(Software Defined Radio)」の略称で、ソフトウェアを使用する無線通信システムです。SDRを使用することで、アンテナなどのハードウェアを変更することなく、様々な周波数の電波を受信することができる様になります。アンテナは「自作アンテナ+無線機での受信」で用いるアンテナと同様のものを使うことができます。コンピューターにSDRとUSBドングルのドライバをインストールする必要がありますが、CWなどの電波を視覚的に確認することができます。USBドングルの購入方法、USBドングルのドライバ・SDRのインストール方法は「SDRドングルの入手・環境構築」で紹介します。

3. WebSDR

この方法は世界中に設置されたSDRにアクセスすることで電波を受信する方法です。アンテナや無線機などの装置は必要なく、コンピューターとインターネット環境があれば受信することができます。WebSDRの使用方法は「WebSDRでの受信方法」で紹介します。