通信系

・系の概要 通信系は、衛星と地上局間の通信路を確立することが目的であり、主に衛星の通信に関する機能の構築を行います。

通信系図 通信系ブロック図

通信系のシステムブロック図

・系の機能 ITF-2における無線での地上からのコマンドの受信、宇宙機搭載のマイコンより受け取るテレメトリーデータ及びミッションデータの送信を行います。 衛星の通信系では、通信系統A及び通信系統Bの二系統を搭載し、互いが冗長性をなしています。A系統での電波型式はA1A、F2D、F2A、F3E、F3F、B系統はA1Aです。

・系の特徴 アンテナ ・1/4λ モノポールアンテナ 人工衛星放出後に展開する機構です。

通信系_モノポールアンテナ](/assets/2016/08/通信系_モノポールアンテナ.png) ・超小型アンテナ ITF-2のミッションのひとつです。「超小型アンテナの動作実証」 詳しくは[こちら

通信系_超小型アンテナ 無線機 ・西無線研究所301A型 430MHz帯の送信機・受信機、144MHz帯の受信機です。 ・Axelspace SATCOM HVU-301 SATCOMにはモールス送信機能があります。宇宙での実績があるものを選びました。

DL周波数は437.525MHz UL周波数帯は144MHz帯、430MHz帯

衛星コールサインはJQ1ZTK